真性包茎について
男性の健康に関わる問題の中に、真性包茎があります。
真性包茎でお悩の方に向けて、真性包茎の特徴や治療法、手術の方法や費用などについて解説します。
真性包茎とは
真性包茎の場合、勃起していない普段の時であっても勃起時であっても、亀頭がほぼ完全に包皮に包まれています。無理に亀頭を露出しようとすると、一部が見えることもありますが、完全に露出させることはできません。さらに、包皮と亀頭がくっついている状態や、亀頭の成長が妨げられてペニスが先細りの形をしているケースもよく見られます。この真性包茎は、さらに2タイプに分類することが可能です。
真性包茎のタイプと症状
真性包茎は、無理をすれば亀頭の一部を露出することのできる部分的な露出可能タイプと、亀頭が完全に包皮で覆われているタイプに分かれます。範囲や程度は人によって異なりますが、包皮の内側と亀頭が癒着して一体化していることもあります。いずれのタイプも、勃起時・非勃起時に関わらず完全に露出することはできません。
真性包茎の主な症状として、以下のようなものが挙げられます。
排尿に関わる問題
真性包茎の方は排尿が難しくなることが多く、尿が飛び散る症状が現れることがあります。包皮が常に亀頭を覆っているため、排尿を試みると、尿の出口である外尿道口に干渉が生じ、尿が円滑に排出されにくくなるのです。尿が適切に流れないことから、トイレ内で尿が飛び散ってしまうなど、日常生活に様々な影響が現れることもあります。
また、亀頭の出口がほぼ完全に覆われ針穴程度の穴しか開いていない場合に起こるのは、排尿のたびに尿が包皮内にたまり、包皮が膨らむ症状です。これらの症状がある場合は、真性包茎の可能性がありますので、医療機関への受診をおすすめします。
亀頭包皮炎
真性包茎の方は、陰茎に包皮が長時間かぶったままの状態となりますので、陰茎が不衛生になり、細菌の増殖を引き起こす可能性があります。細菌感染が起きると亀頭や包皮が赤く腫れて痛む、いわゆる亀頭包皮炎になりやすいのです。亀頭包皮炎を放置したり、治癒と再発を繰り返したりしていると、包皮が厚く固くなり、手術の難易度が上昇することがあります。
真性包茎のデメリット
男性の健康において真性包茎は様々な面で影響を及ぼす要因となり、そのデメリットは日常生活から健康への影響まで様々です。ここでは、真性包茎のデメリットについて解説します。
細菌の感染
真性包茎の方は亀頭が包皮で覆われているため、ペニスが清潔でない状態に陥ることがあります。そのため、細菌の感染により、亀頭包皮炎になるリスクが高まるのです。また、炎症が繰り返し起こることで、閉塞性乾燥性亀頭炎を引き起こす可能性もあります。さらに、排尿時に尿路感染症や陰茎がんのリスクも懸念されるでしょう。真性包茎の方は、さまざまな病気に罹患するリスクが高まるため、専門のクリニックでの治療を検討することをおすすめします。
包皮と亀頭の癒着
真性包茎は常に亀頭が包皮で覆われるため、ペニスが不衛生な状態が続きやすく、前述したように亀頭包皮炎などの炎症を引き起こす可能性があります。こうした炎症が繰り返し起こると、亀頭と包皮がくっついてしまうリスクが生じるのです。
悪臭や痒み
真性包茎は包皮をめくって洗うのが難しいため、恥垢がたまりやすく、精液の残りも付着しやすい状態です。これが悪臭や痒みの原因となることがあります。
また、包皮が常に亀頭を被っているため、ペニスは絶えず湿り気を帯び、不衛生な状態になりがちです。この湿った環境は雑菌の増殖を助長し、細菌感染のリスクを高めます。さらに、亀頭の粘膜は、真性包茎でない場合よりも脆弱なため、粘膜感染など様々な問題が生じる可能性もあるのです。粘膜感染が起きると、性病を含むさまざまな感染症に罹る可能性が高まり、性行為の際にも困難が生じることがあります。
正常なセックスが難しい場合もある
真性包茎は、勃起しても亀頭が露出しないため、セックスに関連するさまざまな問題点が生じることがあります。例えば、勃起時に窮屈感や痛みを感じて射精に至らないなど、満足のいくセックスが難しいなどです。亀頭が包皮に覆われているため刺激を感じにくく、不感症や遅漏の原因になることもあります。さらに、射精しても包皮口が狭いために十分な量の精子が子宮に届かず、不妊のリスクも否定できません。
真性包茎の治療法
真性包茎は、包皮が極端に狭い場合や亀頭と包皮が癒着している場合など、患者さまによって包皮の状態は様々です。そのため当院では、患者さま一人ひとりの特徴に合わせたカスタムメイドの手術を行っております。3次元精密作図デザインと亀頭直下埋没Vカット法を用いて、傷跡もほとんど目立たないように工夫した自然で美しい仕上げることが可能です。それぞれの治療法について解説します。
3次元精密作図デザイン
3次元精密作図デザインは、包茎の状態を詳細に診断し、手術の際に必要な情報を的確に収集するための重要な工程と位置付けられます。この3次元精密作図デザインのプロセスでは、包茎の状態を詳細に診断する必要があります。具体的には、亀頭の露出状態、包皮の余り、皮膚の厚みなどを確認し、ペニスの長さや太さなどを測定します。包茎の状態によっては、亀頭と包皮が癒着していることがあるため、皮膚の癒着の程度も詳細に評価されます。
3次元精密作図デザインにおいて重要なのは、環状溝が適切に配置されるように、ミリ単位の精度で計画が立てることです。そのため、デザインの過程では、手術後の縫合面となる亀頭直下の環状溝へ特に注目し、その正確な位置と形状を把握します。
3次元精密作図デザインは、包茎手術の精度や成功率を高めるための重要なツールであり、患者の特徴や要望を十分に考慮して最良の結果を得るために欠かせないステップと言えるでしょう。
亀頭直下埋没Vカット法
当院では、真性包茎の手術方法に亀頭直下埋没Vカット法を推奨しており、傷跡が目立ちにくく自然に仕上げられます。亀頭直下埋没Vカット法の手順は以下の通りです。
手術前
ペニスの長さや太さ、湾曲やねじれのクセ、皮膚の厚みなどを詳しく確認します。患者さまの個別の状態を理解し、手術計画を立てる基盤を作るためです。
背面切開
包皮口を縦に切開することで口が広がり、視野と作業スペースを確保します。包皮と亀頭が癒着している場合は、亀頭と包皮の間に生じた癒着を解除して、亀頭を露出させます。
亀頭直下埋没Vカット法:デザイン
通常時と勃起時の差を考慮した上で余剰包皮を精密に測定し、ミリ単位の精度で切除するためにデザインを施します。手術の結果を予測し、最適な手術プランを確立するための重要な段階です。
亀頭直下埋没Vカット法:精密切除
デザインが確定した後、亀頭直下の環状溝と呼ばれる皺に沿って、小帯付近の皮膚が「ピン」と張った立体的な構造を維持するようにV字にカットします。包皮小帯を保護しながら余分な皮膚を取り除く精密な切除が行われるため、自然な立体構造を維持しながら手術跡がほとんど目立たない手術を両立させています。
亀頭直下埋没Vカット法:精密縫合
切除された包皮を亀頭方向に寄せて、糸跡が残りにくいように精密に縫合します。裏面のVカットラインも丁寧に合わせて縫合するため、手術部位が美しく仕上がるのです。
真性包茎手術完了
手術が完了すると、切除縫合ラインは亀頭真下のしわに隠れるように配置されます。傷跡が目立たず、自然で美しい外観が実現されるのが特徴です。
クリニックの真性包茎手術の特徴
当院の特徴は、真性包茎の治療において患者さまの安心と快適さを最優先に考え、痛みのない手術を行っていることです。また、1回の日帰り来院で治療が終了し、手術後のアフターケアも無料で提供しております。
痛みを伴わない真性包茎手術
手術や治療を受ける際、患者さまの安心が最も重要です。そのため、クリニックでは、局所麻酔を用いて痛みを伴わない真性包茎手術を行っております。
縫合糸は選べます。
当院の治療では、抜糸の必要がない吸収糸と抜糸の必要のあるナイロン糸から選べます。吸収糸は通常5~6週間で自然に溶けてポロポロと脱落するため抜糸が不要です。一方、ナイロン糸は抜糸のために通院が必要となりますが、最短で3週間で抜糸できるため治療期間が短く済みます。また、早く抜糸できる分、糸跡が残りにくく、吸収糸よりも手術跡はより目立ちにくくなります。
なお、糸の違いによる料金の違いはありません。
手術後のアフターケアは無料
当院では治療後も患者さまに寄り添い、必要なサポートを提供するために、真性包茎の手術後も、万全のアフターケア体制を整えております。
無料サポート窓口
手術後に電話、メール、LINEで気軽にご相談いただける環境を整えております。専任スタッフが丁寧に対応いたしますので、治療後の状態について疑問や不安があればお気軽にご連絡ください。
お薬追加処方
治療後の快適な経過をしっかりとサポートするために、お渡しした痛み止めが足りなくなった場合はお薬を追加処方いたします。
無料再診制度
治療後の経過観察や問題の解決を希望される方には、何度でも再診料は無料です。お気軽にご利用いただける環境を提供しておりますので、安心してご相談ください。
真性包茎手術の費用
真性包茎手術の費用について、当院では患者さまの不安を解消し、透明性のある情報提供を心がけております。治療に関する詳細な情報だけでなく、費用についてもわかりやすく説明いたしますので、費用に関する疑問や不安がある場合は、遠慮なくご相談ください。当院の真性包茎手術の概要は、以下の通りです。
- 真性包茎手術の術式
- 治療費用
- 亀頭直下埋没法 基本切除
- 99,000円
- 亀頭直下埋没法 精密切除
- 220,000円
- 亀頭直下埋没法 特別切除
- 330,000円
当院では、診察カウンセリングを無料で行っております。治療についてのご相談や不安な点があれば、お気軽にご利用ください。治療費に関しては、手術費用・麻酔代・薬代・再診アフターケア費用のすべてが含まれており、税込み金額として提示しています。抜糸不要の吸収糸から抜糸が必要なナイロン糸へ変更しても、費用は同額です。
事前の診察カウンセリングによって確定した費用で治療を進め、後からの追加変更は一切ありません。患者さまの健康と安心を最優先に考えている当院では、無理にオプション治療を勧めたり、不要な治療を行ったりすることもありません。
診察結果によっては、治療を行えない場合もありますが、患者さまの状態を十分に考慮し、最善のアドバイスを提供いたします。また、当院は公的保険適用のない自由診療となっており、未成年の方は治療を受けられない点もご了承ください。
真性包茎手術と同時に他の施術も受けられる
当院では、真性包茎の治療だけでなく、患者さまのご希望に合わせてお好みの治療を同時に施術することが可能です。複数の治療を同時にすることで、時間を短縮し効果を最大限に引き出すことができます。
例えば、真性包茎手術と同時に、亀頭増大術、切らない長茎術、陰茎増大術、亀頭ブツブツ除去、シリコンボール、早漏改善治療などの施術を行うことが可能です。これにより、2つの治療効果を同時に享受できるだけでなく、手術の回数を減らすことができるため、効率的な治療が実現します。患者さまの個別の状態やご希望に合わせて、最適な施術プランをご提案いたしますので、カウンセリング時にご相談ください。
まとめ
真正包茎は亀頭がほぼ完全に包皮に包まれている状態です。そのため、不感症や遅漏、細菌感染による炎症などのリスクが高まりかねません。患者さまとパートナーの健康と楽しい性生活を守るためにも、早めに治療することをおすすめします。
真性包茎を治すと陰茎の発育不全を予防できる?
真性包茎の治療によって衛生状態も改善される理由は?
真性包茎は包皮輪の広さによって治療方法が違う?
真性包茎の治療がパートナーの体の安全にもつながる理由は?
<他の人はこちらも質問>
真性包茎は包皮との癒着を解消してから治す?
まずは癒着を剥離してから包茎治療を行います。
真性包茎による先細りもクリニックで治せる?
亀頭増大注射で先細りのペニスも改善できます。
真性包茎と他の包茎では治療に使う機器が異なる?
包茎の種類による使用器具の違いはありません。